[オトナも読みたい!今月の1冊] 9月/月夜に読みたい1冊『竹取物語』

某CMで昔話の主人公が繰り広げるやり取りが世間を賑わせていますが、今回ご紹介する絵本は、その登場人物のひとり“かぐや姫”が登場するご存知「竹取物語」です。

小さい頃に絵本で読んで以来、この物語に接する機会がないという方は多いのではないでしょうか?大人になって改めてこちらの現代語訳で読んだという方の中には「子どもの頃に読んだ印象と、全く違った印象を受けた」「かぐや姫を育てた翁に感情移入した」など、今読むといろいろな新しい発見がありそうです。

今回も、ドラゼミの問題作成者でもある佐藤友樹先生に選んでいただき、書評いただきました。ぜひ月夜のきれいな夜にお楽しみください。

1000年を越えて読み継がれる名作!

『竹取物語』

石井睦美/編訳 平澤朋子/絵 (偕成社)

 高学年から大人まで 

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かぐや姫について知らない人はいないでしょう。

竹から生まれ、美しい女性に育ち、数多くの男性から求婚されるも断り続け、やがて月よりの使者が迎えにやって来て、夜空に消えていく物語。

あらすじは知っていても、本編をじっくり読んだ人は少ないのではないでしょうか。古典の名作にはよくあることです。

貴族たちの求婚に対して、かぐや姫が結婚の条件として無理難題を出し、それにことごとく失敗するさまが実に愉快です。1000年を越えて読み継がれる作品がつまらないわけがありません。

石井睦美さんの現代語訳による本作は、原作の魅力を十分に引き出しています。

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【編訳】 石井睦美(1957~ )神奈川県生まれ。フェリス女学院大学文学部卒業。1990年『五月のはじめ、日曜日の朝』で第三回毎日新聞はないちもんめ童話大賞・新美南吉児童文学賞な。2011年、『皿と紙ひこうき』で第51回日本児童文学者協会賞受賞。2015年、『わたしちゃん』で第26回ひろすけ童話賞受賞。ほか著書多数。


▼[オトナも読みたい!今月の1冊] 9月/月夜に読みたい1冊

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