[オトナも読みたい!今月の1冊] 8月/夏の好奇心を刺激する1冊『つづきの図書館』

日常が少し楽しくなる本を、毎月テーマごとに4冊ご紹介しています。

対象年齢が書かれていますが、大人が読んでも楽しめる本を、ドラゼミの問題作成者でもある、佐藤友樹先生に選んでいただき、書評いただいています。

8月のテーマ「夏の好奇心を刺激する1冊」最終回は、設定がとてもユニークで、心温まるファンタジー作品をご紹介いたします。

飛び出してくる名作の主人公たち

『つづきの図書館』

柏葉幸子/作 山本容子/絵 (講談社)

 高学年から大人まで 

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物語の設定が面白いです。読者が本の主人公の「つづき」が知りたいと思うことはよくありますが、この作品では、本の登場人物の方が、本を読んでくれた人の「つづき」を知りたがるのです。

第一章で、図書館の本から飛び出てきた「はだかの王様」は、手術を待つ病院のベッドで本を読んでくれていた女の子の「つづき」が知りたいと言い、図書館司書にまとわりついてひと騒動を起こします。さらに、次から次へと飛び出してくる名作の主人公たち……。

話の結末もすてきです。第59回小学館児童出版文化賞受賞作品。


【作者】柏葉幸子(1953~ ) 岩手県生まれ。児童文学作家。東北薬科大学(現:東北医科薬科大学)在学中の1974年に書いた作品が第15回講談社児童文学新人賞に入選(『霧のむこうのふしぎな町』)してデビュー。『ミラクル・ファミリー』『モンスター・ホテル』など人気作品シリーズを書き続けています。


▼[オトナも読みたい!今月の1冊] 8月/夏の好奇心を刺激する1冊


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