[オトナも読みたい!今月の1冊] 9月/月夜に読みたい1冊『くらいところからやってくる』

暑さもひと段落して、過ごしやすい季節になりましたね。最近、家の近所では金木犀の花が咲きはじめ、秋の香りを楽しめるようになりました。

さて今回は、月夜に読みたい本を佐藤友樹先生に4冊選んでいただきました。それぞれ、まったく世界観が違っていて、楽しい時間を過ごせると思います。

夜にゆったり、本の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?

夜空の世界へワープする

『くらいところからやってくる』

前川知大/作 小林系/絵 (講談社)

 幼児から大人まで 

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気鋭の劇作家・前川知大さんの創作舞台が絵本になりました。

家の中の「暗いところ」に何かいる気がしてならない「ぼく」。夜になって「暗いところ」に話しかけてみます。「だれかいるの?」……すると、声が聞こえてきます。

「ぼく」はいつしか暗闇みの中に迷いこみ、やがて夜空の世界を旅することになりました。夜の世界は、天上に輝く星が、地上にも街の灯がまたたいて、昼には見ることができない光の世界でもあったのです。

小林系さんの絵も秀逸で、どんどん物語にひきこまれてしまいます。絵本は子どもだけの娯楽ではないと、つくづく思う作品です。

特設サイトでは、読み聞かせ動画が公開されています。


【作者】前川知大(1974~ ) 新潟県出身。東洋大学文学部哲学科卒業。劇作家。活動の拠点とする劇団イキウメは2003年結成。超常的な世界観で、身近な生活と隣り合わせに現れる異界を描き、日本の演劇界を代表する作家として活躍。代表作『表と裏と、その向こう』『関数ドミノ』など。読売演劇大賞優秀作品賞、芸術選奨新人賞ほか数多くの受賞歴がある。


▼[オトナも読みたい!今月の1冊] 9月/月夜に読みたい1冊

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