[オトナも読みたい!今月の1冊]クリスマスに読みたい1冊『賢者の贈り物』

いつの時代もきっと人間は変わらないのかも・・・。

100年もの間、世界中で読まれてきたO・ヘンリーの選りすぐりの10作品の中には、あなたがむかし何処かで聞いたことがあるお話が収録されているかもしれません。

ひとつひとつのお話はとても短いですが、登場人物の心の動きやお話の流れをさらっと読めるものばかりです。本を読むのが得意ではないというお子さんでも読みやすいと思います。

ドラゼミの問題作成者でもある佐藤友樹先生にタイトルにもなっているひとつめの作品「賢者の贈り物」を書評いただきました。ぜひ最後までご覧ください。

クリスマスの最高の贈り物とは

『賢者の贈り物』

オー・ヘンリー/作 飯島 淳秀/訳(講談社青い鳥文庫)

 高学年から大人まで 

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表題作はクリスマスの物語として、いまも世界的に愛され続けている作品。

貧しい夫妻が相手にクリスマスプレゼントを買うお金を工面しようとします。妻のデラは、夫のジムが祖父と父から受け継いで大切にしている金の懐中時計につける鎖を買いたいと思い、一方、夫のジムはデラの長くて美しい髪のために、欲しがっていたべっこうの櫛を買おうと考えます。

そして、そのために二人はたがいに内緒で大切にしていた宝物を手放してしまいます。その結末は、あまりにも皮肉なことに……。みごとな短編小説集です。


【作者】オー・ヘンリー(1862~1910)アメリカの小説家。薬剤師、新聞発行者、銀行員と転身し、横領罪で起訴され逃亡、逮捕・服役を経て、ニューヨークで一躍人気作家となる波瀾万丈の生涯を送る。巧みなストーリーで、市民の哀歓を描き出した短編が多く「最後の一葉」「賢者の贈り物」など、世界的な名作を数多く残している。


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