[オトナも読みたい!今月の1冊]心が温かくなる本『おこだでませんように』

小学生の頃、同級生でいつも先生に怒られていた男の子を思い出しました。その男の子は先生からは見えないところで、いじめられっ子を助け出していたり、とても優しい子だと知っていました。

「よく怒られる子」というイメージがついてしまうと、何かあったとしても本人にきちんと理由を聞かずに、いつものことで終わらせてしまうかもしれません。最後の最後にほっこりするお話です。

ドラゼミの問題作成者でもある佐藤友樹先生に書評いただきました。是非最後までご覧ください。

怒られてばかりいる子どもの心は…

『おこだでませんように』

くすのき しげのり/作 石井 聖岳/絵(小学館)

 幼児から大人まで 

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妹を泣かせたり、友達とけんかしたり、お母さんや先生にいつも怒られてばかりの男の子。

「どうして怒られるような事ばかりするんだろう?」と大人たちは思います。気持ちがうまくコントロールできない男の子です。もちろんうまく言葉にできません。

おかあさんや先生の笑顔が見たいから、幼いなりに頑張って、悩んでもいるのです。そんな気持ちを、七夕の短冊に書きました。

うまく書けないひらがなで、「おこだでませんように」――最後に抱きしめられ素直に喜ぶ男の子の姿に泣かされます。


【作】くすのきしげのり(1961~ )徳島県鳴門市在住。鳴門教育大学大学院修了。「心豊かに生きる」をテーマに、大学在学中より始めた創作童話・絵本・詩・童謡など児童文学の創作活動と小学校の教育現場における「徳育」を中心とした教育活動を続ける。『おこだでませんように』『メガネをかけたら』『ネバーギブアップ!』(いずれも小学館)など、作文の課題図書や推薦図書に選ばれる作品が多数あります。


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